本音とタテマエみたいなもの。
ブログ開設1日目(どころか数時間)にして気が付いた。
此処ってすげえ居心地良いんじゃねえの、と。
いやまあ、何というか。
今や便利な小鳥のさえずりみたいなツールが世界で名を馳せてて
私もその恩恵にあずかったりもしている訳なんだけれども。
あれって意外と、書くことが制限されてくるというか。
フォローだとかフォロワーだとか、そういうものが目に見えていて
例えば趣味が似ていたり在住地が近かったり、自分と
何かしらの繋がりを持った人々に常に見られる状態にある訳で。
「この話題は〇〇さんは嫌いかもしれない」とか
「あのことを書きたいけどあの人には見られたくない」だとか
其処彼処でそんなプレッシャーと闘っているんじゃないだろうかと。
そういうこと気にしちゃう蚤の心臓の持ち主だから
誰にも教えることなくひっそりとただ淡々と書きたいことを
列ねられる、尚且つ自分以外の誰かが自分のことを知ってくれる
可能性がある……みたいなものに今更ときめきを感じてみたりして。
まあ、そんなことはどうでも良いんだよ、と。
土曜日といえど出勤日なのにお前はデスクで何してんだよ、と。
業務時間終了を知らせるランプが点灯した途端、
私以外の人達は颯爽と帰って行った。予定があるって良いよね。
「佐伯さんも早く帰りなよ?土曜なんだから」という台詞の
土曜日なんだから、が何を意図しているのか。とんと検討がつかぬ。
仕事に使ったデータやファイルを閉じて現れたデスクトップには
きらきらと満面の笑みを零す羽生結弦くんの姿が映し出される。
ああ、これこそ私の疲れを癒してくれる天使だなあ。
ふ、と顔を上げると対面の課長と目が合う。……帰ってなかったのか。