春はまだ暫く来そうにないのだが。

 

 

そもそも、ブログなんてものにはまず何を書くべきなのか。

 

自己紹介だとか生い立ちだとか、そういう堅苦しい

見合いの挨拶みたいなものから始めるべきなんだろうかと

悩んだ結果、取り立てて面白い話題も見付からなかったので割愛。

 

気持ち的にはついこないだこの世に生まれてきたはずが

右も左もさっぱり分からず過ごしているうちに気付けば早二十数年、

周りの同世代からはちらほらと結婚や妊娠なんて単語が

聞こえてくるようになった、ハタチとミソジの間で揺蕩う世代。

 

性別を問われれば、生物学上は女であるものの

もし時代が移り変わって行く過程で何処ぞの偉い学者様が

「性別は生殖器の有無で判断できるものではなくなった」とか

言い出したら十中八九男性に分類されるんだろうな、ってレベル。

 

男女問わずひたすら可愛い子が好きで、生殖器の有無とか

本当に関係なく、ただただ可愛いと判断出来ればそれだけで

キスだろうがセックスだろうがしてしまえるグレーゾーンだけど

ここまで書いて自分が完全なる処女だということを思い出した。

 

友人は男女ともに少しずつ。

家族構成はポンコツな母親と風変わりなメス犬が一匹。

 

高校一年の冬までは恋人なんていうものもそれなりに

出来ていた記憶があるのだけれど、今やその面影もなし。

俗に言う二次元の世界や、某事務所のアイドルに

うつつを抜かしつつ、たまに三次元に住まう男子に目を付け

アプローチをかましてみては、不採用通知を突き付けられる日々。

 

就職氷河期などと呼ばれた時代に怠惰な私は戦争にも

参加せず、派遣社員としての道を歩み始めて早数年になる。

大した学のない私でも中枢業務を手放しで任されていることを

考えれば「たかが派遣、されど派遣」とでも言うべきだろうか。

 

まあ、ざっくり言うとすれば。

その辺に転がってる20代女子と50代のおっさんを一緒くたにして

混ぜ合わせた様な生物だと思えば間違いないんじゃなかろうか。

 

……昔、二分の一成人式とかいうのを小学校でやった時に

10年後の自分へお手紙を書きましょう!なんてことがあったらしく

今から数年前に届いた自分宛の手紙には、無邪気な字で

「素敵な旦那さんや子供が居ると思います」と書かれていたけど

昔の自分が何を根拠にそんなことを決め付けたのか理解出来ないし

23歳になった今でも一切その予兆が見られないことを

10歳の私に謝らなければならないと、不意に思った。ごめんよ。